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プロフィール

赤カメラ

Author:赤カメラ
自転車
キャノンデールCAAD8 2013
カレラ フィブラevo 2017

カメラ
Canon Eos60D
EOS40D
18-35mmF1.8HSM
70-200mmF4L IS USM

SONY AS100V
SONY AS50

twitterID @akacame
旅に出る際は休憩中に一眼レフの画像をアップしたりしてます。

大阪東京23時間59分48秒
ブルベSR取得(22歳)
大間埼玉1000km73時間
北海道1周2000km 7日18時間
SR600

 
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Strava
 
動画
 
ニコ生トレーニング生放送
 
奥の細道



17世紀、「松尾芭蕉」が弟子の「河合曾良(kawai sora)」と共に北陸の旅へ行き書いた。
日本古典の紀行作品としては有名なのが「奥の細道」だ。

また、Audax日本橋がサブタイトルとして
BRM愛称 : (象潟へ行って)ミチノク・去りまショー  - ベイベサイコー ー
としている。

逝去10年にあたり忌野清志郎氏を偲んで開催する旨をAudax日本橋のクラブサイトでも書かれている
Audax日本橋 BRM502日本橋1000_2019
2002年10月に行われた、忌野氏によるツール・ド・奥の細道をできるだけ辿るルートとしました。
との事


1000kmも走っていれば、色々出会いがあるだろうし、面白そうだから私はエントリーしました

強いて言うと、ブルベではR10000という称号
200 300 400 600 1000を各2回
Flecheを1回
SR600(獲得1万m以上のパーマネントコース)1回
RM(1200km以上)1回
PBP1回
尚、それ以外に1万km以上の認定が特定期間内に必要

残りのピースが1000kmとPBPだけだから1000はクリアしておきたいなというのが本音でした。




コースプロフィール

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作戦はこうだ
1日目はスタートが正午12:00
PC1 PC2まで進み、仮眠レベルで睡魔をコントロール
そのあと、PC3仙台476kmクローズ2日目19:44 まで貯金を稼ぎ、そのあとお風呂等でゆっくり休みを入れる
一番つらいのが制限時間が緩まないPC3迄 それ以降ならお風呂でも大丈夫だと思った。

ちょうど、この時間帯にお風呂となると仙台ー石巻が好ましいので重点的に地図からピックアップしていく。


それ以降もPC4 PC5が固まってるので、PC5の足切り対策を意識して走る様プランを立てた。

ゴールは70時間当たりだと、その日中にお風呂に入った後、特急で帰れるのでそこを狙ったペースプランを立ててみた。

装備
関東勢はかなり油断しがちだけれど、行先は東北地方だ。
北海道をGWで行った際なんかは気温-2~+30度を経験した者として、最高の防寒着に比重を置いた
なんか、真冬の行軍でもするのかというレベルで

防寒重視(東北用)
着衣類
上(耐−7度)
・おたふくインナー
・モンベルメリノウール
・CRAFT側面メッシュ排湿
・コロンビアオムニヒート
下(耐2度)
・おたふくインナー
・ズボン
・おたふく靴下
予備(帰宅用)
・モンベル防水スノボ(−10度)
・モンベルインナー
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予備装備兼・帰宅用装備軍
アピデュラ奥に入るもの
・輪行袋
・軽量予備タイヤ
・修理キットvittoria内部
・ポンプ
・−5度対応靴下

フレーム上部に
・ブルベカード
・電池etrex30用
・サイコン給電バッテリ
・予備ケーブル

ウエア内
・財布
・iphone


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5/2行動開始
まずはスタート地点に立つのが第一だ。

Audax日本橋のスタート地点は木場公園なので、そこまでは輪行で行く

2時間も前に現地に付くが、残念な事にゲリラ豪雨がこっちにまっすぐ向かってくる

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なので、輪行袋から出さず、マックでもぐもぐして宿の見直し等をかけていた。

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自宅に郵送されてきていた日本橋のブルベカードを広げ、制限時間を再度睨めっこ

そんな作業を1時間強もやっていた ポテトはLサイズを2個も食べていた

脂っこいけど、この後の消費を考えるとこれくらい誤差だろうと言い訳をする。






外に出ると、生ぬるい風と、雨雲と、雷の音で凄い事になっていた。

この都心の一部分だけこんなんだ。

木場公園の近くまで行ってみるだけ行ってみる事にした。






スタート地点には橋げたがあり、その下に皆集まっていた。

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12時からなので待機

AH2400でも一緒に走ったメンバーがちらほら

顔なじみなので、会話が弾んだ

ここから奥の細道の始まりだ


スタート地点ーPC1 (68.9km)古河

道中よく出てくるのが、芭蕉像だ。

こんな奴

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都内から芭蕉像は居る。

萬年橋から弟子の清志郎も出発し、2人で東北及び北陸への旅を始めるのである。

江東区には芭蕉記念館も存在する キューシートにも入場料200円と案内があるので訪れてみたい




その後、国技館や、10連休のGWでごった返した浅草を通る

前半は都心ブルベらしく貯金が一切増えない状況

なおかつ、奥の細道ならぬ、奥の裏道をよく通るのでルートミスを何度かしてしまう。

なかなか難しい・・・


荒川を超え、後ろにそびえるスカイツリーを振り返りつつ、東京に別れを思い走る。



市街地を北上していくと埼玉県の加須松原 川は柳瀬川を北上

ここも松尾芭蕉像が居るポイントだ。

奥の細道として国指定の街道として整備されている。

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外環自動車道をくぐり、ここら辺から田畑も現れ始める。


スタート地点の雷雨は嘘の様に青空に変わり、色の花が道路わきで日光浴していた。

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初日が一番強い北風で向かい風となり、2-3人で回していく。

正直かなりキツイ

北風だけど少し暖かいので体温低下にはならないし、真冬装備で今回挑んでいるので少し暑いくらいだ。

江戸川を北上する

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田園を横目で見ると水を引き始めており、家がその中にポツリと浮かんでいた。

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江戸川と利根川を渡り、左手に関宿が見えた。

そして、圏央道をくぐる。

後ろについてるご婦人は関西から来られた方で、少し遅刻して出発していたのでクローズギリギリらしい

スタートダッシュで離れた時は少し待ってあげる

後ろに付くと出力を上げて調整した。

風を物ともしない走りは、毎日Zwiftで鍛え上げたからだなっと自信を持って走った。


PC1で皆で「おつかれさまー」と一息入れる。

ご婦人から3つ入りのアンパンの1つを頂き糖分チャージできた。

私はコンビニで飲み物を少々買った。


PC1(68.9km)古河-PC2(181.2km)塩屋
この区間の間に
・フォトチェック大神神社(94.8km)
・フォトチェック日光の裏見の滝(標高816m)の奥の細道山岳1つ目の
その後、PC2のクローズが下った塩屋で2日目0:04だ


日光が一つ目の山岳地点となる。

次第に日が陰り始める。

遠景に男体山が見え始める。

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田畑を逸れると、フォトチェック大神神社

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神社の横手にも看板があったので、どっちが正しいフォトチェックなのかはわからないけどどっちも撮る!

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走っていると、突然路肩から目が合ったのがこいつ

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カワ(・∀・)イイ!!


人を見ると紐限界まで後ろに下がるけど、カメラを向けると寄ってくる

変な子・・・・

そして、フィブラをガン見



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近くで見るとくるくるパーマ

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鹿沼から次第に山ゾーンに突入していく。

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ここらでちょうど日が暮れ始める

第1ナイトがここからスタートだ

日光の薄暗い杉並木を潜る。

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標高が緩やかに300 400 と上がっていく

日光へはJRと東武の2路線が通じている。

その両側に挟まれて走る。

ここまでで既に140km

PC1で頂いたアンパン以外は無補給で来てる

コンビニ食より、店内飲食の方が体力温存するだろうと思い、ラーメン屋に入った。

日光拉麺博物館



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たぶん塩気が欲しかったのだと思う。 体にラーメンが注がれると力が凄く湧いて来たw

外に出ると、改めて気温の低下を感じた。 厚着する必要は無さそうだけど、消費する体力の要因として受け止める事にした。

日光市街地をナイトライドとはなかなか珍しい経験な気がする。




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和テイストな街灯の下でヒルクライムする反射ベストの自転車乗り達

なかなかシュールな絵ずらだ

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下りてくるランドヌール達とヤエーをして登っていく

裏見の滝へ続く市道は10%程度あった。

押して歩く人の姿もあった

私は前36 後ろ32Tなので、難なく登る事ができた。

フォトチェック裏見の滝看板




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フォトチェックが暗い場所の場合、大体は「改めておいで」と言われていると思ってる。

実際、気になったランドヌール達は改めて行くケースが多い様だ。

遠く無ければ(日光が遠いか遠くないかは人によって認識の誤差が大きい)

ここから長い下りなので、身支度をしっかり



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ここから長い下り道PC2塩屋まで向かう。

ビビりなので、早いランドヌールさん達を追いかける事も出来ず

まったり夜道を下っていく

PC2塩屋(181.2km)に0:04クローズに対し21:44にたどり着く

貯金は約2時間ちょい

貯金が稼げずなかなか厳しい展開だと思う

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ここらへんで宿を取ってる人は借金生活の始まりだ。

なかなかその回収は厳しいものになるだろうと予測する。

私は、ルート上に仮眠候補地をあちらこちらに設定して、眠気に対応する作戦で行く事にした。

350km地点に郡山の24時間温泉もあるので最悪そこまで進んでも問題は無い。

しかし、結論から言うと、この日眠気は来なかった。

昼の出発に合わせて長時間の事前睡眠をとってたのが功を奏したのだろうと思う。

PC2塩屋(181.2km)-PC3仙台476.1km

この区間は那須を最高標高地点に加えつつ、N字に一回南下して北上して仙台へ行く

フォトチェックが多く
227.2km殺生石※那須の最高標高地点850m
259.3km芭蕉の館
275.4km芦野遊行柳
289.0km白河関の森公園
302.2km新白河駅
400.6km飯坂温泉
476.1kmPC3仙台(クローズ19:44)


PC2からPC3までは290kmあり、今からだと21時間半ほどの時間がある。

塩屋から夜道の矢板を北上し、那須へゆっくりと登っていく

大きい橋は下が漆黒の闇で、塗られている

那須を山へ向かって走ると斜度が厳しく、昼間の向かい風で消費した脚にさらなる負荷を要求してくるのが楽しい。

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ここを登り切ると、フォトチェック殺生石

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ちょっと奥まで歩いてみる

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少し硫黄くさい

ここで電気を消し振り返ってみると、空にうっすらと光の帯が見えた



さっそくカメラの設定を変えて空に向けてシャッターを4秒開ける

するとやっぱり露わになった天の川の姿が

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やっと関東平野から離れたと実感する光景だ。

遠征だと馴染みの光景となりつつある。

那須をいったん下り、20km南下すると次のフォトチェック芭蕉の館があった。



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もっと奥に入ると、芭蕉像があるらしいのだけれど夜で真っ暗なので今回は遠慮しておくことにする。

手前に居たコミカルな芭蕉像で許してもらいたい。

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国道294号を北上する
日の出は4時51分頃
4時にもなれば、空が次第に明るくなり始める頃合いだ。

日が出る前にフォトチェック遊行柳に到着した。

17世紀から佇む柳は浪漫だ。

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この後、芭蕉は現在国有林である山へ突っ込んでいく奇行に走る事になる。

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なんでこんな所を歩いて行ったんだ芭蕉・・・・

県道に出て北上すると、そこには東北地方の入口があった。

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福島県に入り、ちょっと下ると白河関

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この時代もこの地で田植えはあったんだなぁと時代の浪漫を感じる詠みを芭蕉はしている。

里山を降りる形で白河の街へ出る

なんか久しぶりの人里とチェーン店のある道路だと思ったら国道4号だ

気が付くと300km地点

150km置きくらいに暴食する。

今回は吉野家で牛丼並みとマグロ丼並みだ

新白河駅へフォトチェックしに行く

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ここで芭蕉はこう読んだ

「心もとなき日数重なるままに、白河の関にかえりて旅心定りぬ」

そりゃ、遊行柳の後、変な国有林に突っ込んでりゃ町に出た時ホッっとする気持ちはわかる。


4号を北上し、奥の裏道を経由しながら福島まで北上していく

冠雪している安達太良山

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4号を面白いルートで回避しながら福島県庁前を通る

福島市のど真ん中に信夫山という山があり、トンネルで突っ切る

国道13号だけど山形秋田方向にはまだ行かない

福島市からすぐそこにある温泉地 フォトチェック飯坂温泉(400.6km)だ

まだ半分来てないんだぜ?

400.6kmでちょうどスタートから24時間が経過した。

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小奇麗な温泉地だなぁと橋を渡りつつ思う。

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福島市を過ぎると、少し丘を登ると県境だ

廃校の小学校は歴史館として利用されており、こいのぼりがたくさん上がっていた

そういえば、こどもの日も近い

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4号に合流し、丘の山頂が宮城県の入口だ。

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昼間もあって交通量も増してきているので、車の邪魔にならない様注意を払い下っていく。

すぐ、裏道にルートが引いてあるので助かる。

フレスコとは聞いたことのないお店の名前だ

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たぶん蔵王山 あの裏が山形県だろう。

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しばらくJR東北本線と並走するなだらかな区間を走り、仙台市まで走った。

大都会仙台こんにちは

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仙台にある珍しい形の信号機発見

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そして、PC3仙台(476.1km) クローズ19:44に対し16:42 3時間の貯金で通過する事ができた。

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実は結構長い区間だったし、既にこの旅の半分近くまでやって来ているのだと思うと、儚いなぁ





PC3仙台(476.1km)-PC4鳴子温泉(771.2km)

この区間は仙台から海沿いのリアス式海岸を走り、気仙沼へ

そこから内陸へ向け走り、中尊寺南下しつつ鳴子温泉と行く

フォトチェックは
・529.0km日和山公園
・544.9km女川
・630.7km気仙沼
・691.6km中尊寺
・710.0km花泉
・752.6km大崎
PC4 鳴子温泉(771.2km) クローズ明日の18:58

明日の夕方に付けばOKな毎日を送ってる気がする?


睡眠問題に関して、そろそろ対応していかないといけない時期なのかもしれない。
※昨日の起床がAM9:00~翌17時まで31時間元気に走っていた。

石巻から先はリアス式海岸 寝床の確保が難しい区間になる


仙台から石巻までちょっとだろうと思っていたら全然先で思う様に進んでない用に感じて悔しいのでラーメン食べる

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特盛 麺+500gで計650g程度

ろんつく食団の方で、BBQをやる際は一人当たり肉400gまでと制限をかける

フードロス0を目指す取り組みだけど一般的に400gって相当な量のはずだ。

その規格の1.5倍までなら自分は食べれると踏んでのこの量だった

よく考えると既に500km走って胃腸が弱くなってる筈なのに、私の胃袋はよく入ってくれる。

少し進むとこの旅でようやく海というのを見た。

松島の島なみだ

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震災の前

幼少期に、松島の遊覧船で景勝地を散策したことを思い出す。

松島は被害が少なかったと言われている。

一部崩落はしたものの、人命という意味では本当に良かったと思う。

そう ここから先は被災地だ。

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2回目の夜がやって来る。

遠景に石巻の街灯りが見える。


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いざ町に入ると、北海道の苫小牧を思い出す工場の煙が

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午後8時

一応0時まで居られるお風呂屋さんに目星をつけていたので「天然温泉元気の湯」に行く事に


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賑わいのあるお風呂屋さん

眠気は相変わらず来ず、再出発するしかなかった。

激坂を緩い方から登り、山頂

フォトチェック日和山公園(529.0km)


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この度で一つ勉強したことがある。

それは、松尾芭蕉像を探す為に、ポケモンgoを使う事だ。

夜間に公園内を俳諧するよりよほど早く捜索できる。

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ついでにポケストップを回しておく。

ブルベ仲間の間で、ギフトを送り合うのが最近私の中で流行している。

宗谷岬とかね

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夜の激坂を下っていく。

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いよいよ薄暗い国道を走り、女川に入る。

震災地としては深刻な被害を受けた女川を訪問するのは2度目だ。

私の親戚も流された

町が確かにそこにあったのに、今は跡形も無い中、コンビニと公共施設と、漁港の冷凍庫が煌々と光っており、街灯が不自然にたくさん区画に並んでいた。

その区画内には何も建っていないのだけれども。

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通過チェックの女川を抜けると本当の闇が始まる。

女川を少し離れるだけで漆黒の闇に入る。

月も出るのが遅いせいで星明りくらいしか無い。

そして、リアス式海岸が始まり、横に立てに道がうねっている。

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山は豊かなのか、鹿が右往左往していた。

2017年の稚内市の鹿を思い出す。

あの後、何千匹と駆除されたのだけれど、ここの鹿はどうなるのだろうか

40時間を優に超え、やっと眠気がやってきたがまだ走り続けていた。

あっという間に夜明けというのは来るものである。

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海沿いは遡上津波の対策で、小さな小川が高さ10m以上のコンクリートで固められており、この10連休という長期休暇で置いても作業者が朝礼を行っているのを目にし、自然との付き合い方についてどうあるべきなのかを少し考えさせられた。

この田舎にこれだけのコンクリートを持ち込んで、いずれ更新するのにどうするんだろうなぁ・・・・と

630.7km気仙沼のチェックでアイスを食べる。

ここで太平洋とはお別れ

なかなかハードだったリアス式とおさらばだ。


see you again


山道というのは実に明瞭があってよろしい。

登れば登りっぱなし

下れば下りっぱなし

リアス式と比べて精神疲労が来ないのが救いだ。

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ニホンカモシカがこっちを見てる。

鹿と違って、奴らは自らを保護対象と自覚してなのか、逃げる動作がどうしても遅い。

角があるから危ないとは思うんだけどねぇ・・・

ここからのどかな景色をたくさん味わう

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ちなみに最後の鉄橋は大船渡線 川は北上川

この北上川を遡上していく

茂みから大型の鳥が飛び立つ

よく見ると雷鳥っぽい

乗鞍の山の上に居るイメージだけどこんなところに居るのだろうか?

1時間くらい遡上しながらそんな疑問を抱えながら走った。





走行距離は600kmを超え

1000km=75h 600km=40h  つまり、400km35h=11.42km/hのゆったりとしたペース配分でPCがクローズとなる

貯金できればしたい区間ではある。

がしかし、ここまで600km向かい風とリアス式で足を思い切り使い果たしていた。

この後もアップダウンが続く

3日目にしてやっと眠さと言うのを感じ始め、今夜は厳しい事を察する。

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あぁなんという景色だ

岩手県の坂をとくと味わう

前方は栗駒山や焼石岳の冠雪

手前は菜の花

素敵な場所を駆け抜ける為に走り続けている

こういう所が急に表れる事に魅力を感じブルベを走ってる

最高の瞬間だ。

691.6km 中尊寺は観光客であふれかえっていた為、フォトチェックをそうそうに済ませる

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ちなみに、ここに弁慶が眠る。

弁慶の墓だ。

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岩手県から再び宮城の平地へ戻り、またアップダウンを繰り返し、

710.0km花泉

752.6km大崎

と連続で通過チェックを過ぎる。

国道47号で宮城から山形へ県境の山を越える

次のPCは771.2km鳴子温泉

山の手前だ。

クローズが18:58に対し、到着が17:18と、貯金がたったの100分しかなかった。

仙台から鳴子温泉までの見えない山道が時間の刃として刺さる。



PC4鳴子温泉(771.2km)-PC5尾花沢(812.5km)

この区間は簡潔に言うと、宮城から山形までの区間2つの山越えがある。

だがしかし、そんなに高い山でもないので越えてしまえば下りがあるさと、気楽でいた。

強いて言うなら、ちょっと暗い3回目の夜に下りだという事くらいか

気を付けよ。

1個目の山はすぐにクリア 橋の上から鳴子渓谷を見下ろす。

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なかなかスリルがある。

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山形に入る。

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そして、3回目の夜がやってきた。

山を下りもう一つの山に入る頃には日も落ち、ほかのランドヌール達がじわじわ山に苦しめられている中

まだ、クライム力は残っていたので何人か抜かした。

下りは結構遅いのだけれどw

尾花沢にも松尾芭蕉の記念館があり、ルートを外れて撮りに行く人も居た

自分は結構厳しかったので今回はパス・・・

PC5尾花沢(812.5km)が22:38クローズに対し、20:13着 145分の貯金

さっきより貯金が増えた分、気持ちが楽になる。

食事をしていると、おじさんが「どこから来てどこへ行くのか」と聞かれるものだから、日本橋から奥の細道で秋田まで行く事を色々と伝えた。

芭蕉記念館もある為、おじさんも話がすぐに飲み込めた様で、深く感銘を受けたと言い、参加者に沢山の甘味をふるまってくださった。

山形らしい豊かな立ち居振る舞いが我々にとってもすごく心象に残った。

PC5尾花沢(812.5km)-PC6酒田(960.7km)


地味に長い区間

現在尾花沢から一度山形を40km南下し、通過チェック立石寺

再び北上し、最上川を下り酒田まで出る。

無題 


山形の南下は非常に苦労した。

この3日の興奮と不休 無貯金 色々とがんじがらめだった。

実は当初の予定だと日が暮れる直前には宿に付きたいとは思って宿に目星をつけていたが、実際には貯金も無く入るに入りかねる状況だった

明日の日中ゴールだろうからゴールした後寝ればいいかと仮眠して確実に安全にゴールする事にした。

ここまできてDNFも勿体ない。

10kmずつコンビニに入りコーヒーを飲んだりしてゆっくりと南下した。

絶対ブルベ的な速度じゃない

でも夜だからいいじゃないか

村山市 東根市 天童市と一直線に抜け

天童市の酒蔵がある町を左折し、山をゆっくり登って行く

登りの時は眠気が来ない

後ろには山形市の夜景が見える。

最後の通過チェック 立石寺(849.6km)

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観光地として整備されているらしく、公共トイレをお借りできた。

日付も変わり0時

前のPCから3時間半で40km

だらだら安全を取りつつこのペース

日が明けるのは午前4時40分

一回天童市まで下りベンチで休憩

この旅でやっと仮眠ができた。

私自身、ショートスリーパーな部類で一時期毎日3時間睡眠等もあった

寝れるタイミングと眠気がやっと一致した

欲を言うと風呂に入りたい 洗濯したい

まあ、ゴールしたら着替えがあるのでお風呂くらい入ってやろうと思う。

天童市を北上するとこの旅で一番の寒気に襲われた。

気温はなんと0度

参加者の中では一番気温差を気にしていたと思う。

靴下はおたふく手袋の絹のちからを履いていた。

夏用として購入したつもりが、2度までは余裕で使えたという事に驚きつつも、さすがに0度だと耐えられず

アピデュラの中からメリノウールのアルパイン靴下を上履きした。 顔はバラクラバを装着



最上川までのアップダウンを超え、夜明けがやってきた。

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夜明けというのは、いつ見ても良い。

この旅の夜明けは綺麗だった

いつもは曇りや雨の中を走ってるのでこれだけ恵まれた毎日は奇跡だ。

最上川に出て横目に芭蕉像が川を指さしているのが見えた。

船でのライン下りが盛んな地域の様で、あちこちにライン下りの文字が見えた。

最上川の流量は392m^3/s

利根川でさえ290m^3/s

そう考えると、迫力のあるライン下りができる場所なんだと思う。

最上川を下り辺りが開け始める。

左手には月山と風車



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右手には鳥海山

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ここまで長い道のりだった。

田舎道をゆっくりゆっくりと走っていく。

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PC6 酒田(960.7km) クローズが11:35に対し8:22着 貯金3時間13分(193分)

もう、難度も高くはない。

ゴールはもう目の前だ。



PC6酒田(960.7km)→FIN 秋田にかほ象潟(1000.4km)

美しい日本海側を走り秋田の象潟で松尾芭蕉の北上は終わる。

この後芭蕉達は日本海側を伝って滋賀県まで歩いて行ったのだが、その旅はまた今度

酒田から象潟までの日本海側は溶岩が織りなすジオパークに指定されており、その上を国道7号が走っている。

結構綺麗な場所だ。

ジオパークでババロアアイスを買って食べる

ドラム缶いっぱいにアイスが入っていて、それをよそってもらった。


秋田に入るとすぐにかほ市


海沿いを走り、最後の通過チェック 象潟海岸(998.8km)

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17世紀から今にかけてこの景色はどう変わったのだろう

何を思って、芭蕉は北上を辞めたのだろう

色んな浪漫がある。

最後のFINのにかほ象潟でレシートをもらい、ゴール受付へ行く


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ゴール受付はにかほ市象潟公会堂

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ゴールの記入をしていただき、無事1000km終了

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おつかれさまでした。



やっと力が抜け、スタッフの人から伺ったお風呂を目指し、再び乗車した。

お風呂はさんねむ温泉にした。


国道から駅へのアクセスもしやすい

汗を流し、着衣しなかった着替えに着替え、着ていた服は全てビニール袋に密封した。



帰りの電車は特急で新潟駅へ行き、新幹線で高崎駅 その後、八高線で帰る事にした。


お金が無いので、鈍行でいいかとは思ったのだけれど、今すぐ休みたいと妥協した。


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特急いなほから眺める鳥海山は絶景だった。


終わった直後にビール2杯を飲んで、いい気持ちで眠るのでした。


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2019/05/12(日) 23:38 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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