AroundHokkaido2400 函館(600km)→札幌(1200km) - ゆるぽた赤カメラ
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赤カメラ

Author:赤カメラ
長距離耐久型自転車乗りをテーマにカメラマンしています。
2018AH2400
2019PBP達成
ブルベR10000達成
Photographer an endurance cyclist

#24時間zwiftチャレンジ
#日本縦貫五大峠
#7dayZwiftChallenge

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ゆるぽたは1000kmから

 
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函館の町を出てしばらく函館山が見え続ける。

後ろの町の存在感は大きく、でも着々と遠のいていく。

交通も無くなり、時々現れるコンビニでコーヒーを飲む。

目の前に薄く雲に見える

きっとあれが天の川だろう。

光を消し目の前に浮かぶ靄

カメラをカバンの上に置き、ピントを合わせ、タイマーを2秒かけシャッターボタンを押し、手を放すと2秒後にシャッターが切られる。

カシャッ

15秒後、シャッターが再び戻る

カメラには天の川がセンターにびっしりと映っていた。

2Q5A7112.jpg

本当に遠くの町が赤く光り光害となるほど光を取り込んだ。

このライドにおいては意味のある写真だった。

そのまま進む。

0時を回る頃、さすがに眠たくなっていた。

仮眠予定はこの先30kmの道の駅だったが、しばらくコンビニで補給を取った後、脇で20分座ったまま寝ていたらしい。

知内から内陸へ入っていく

やっと道の駅しりうちにたどり着き、だれも居ない真夜中のベンチで1時間程横になる事ができた。

日が登る直前に目が覚め、再び今日も走り出す




正直進んでいるのか進んでないのか、ここがどこだかあまり分かっていなかった。

福島町(横綱千代の富士出生地)のコンビニで朝食を取り、疲労感から全然前へ進めていない事に気が付く

距離は既に700kmを越えていた。

後ろのtanupun氏はGPSを見ると着々と進んでいる様子

このまままた追いつかれるなと思い、進む事にした。

今日の天気は、悪くはない。

2Q5A7115.jpg


午前7時30分 出発から49時間30分経つ

フォトチェック2 白神岬(712.2km)

2Q5A7116.jpg

向こうとこちらは青函トンネルで繋がっている。

しばらく青森側をぼーっと眺めた後、先へ行く事にした。

2Q5A7121.jpg

北上開始

北上を始めて全然平坦で風も穏やかだった。

体は着々と進んでいた。

しかし、2泊したtanupun氏が後ろから迫って来るのを感じた。

30分くらい補給を取りながら待っているとtanupunが来た

私「おーーーい」

tanupun氏「あれぇーおーい!」

2人旅はまた再開した。

上ノ国町までいい感じのアップダウンを繰り返す

標高差自体は大したことが無いのにそれが大きな丘に感じる程脚が弱っていた。

手は24時間前の大雨からふやけ手のひらが赤く擦り切れていた。

tanupunは元気で脚力差が付き、今日はtanupun氏が道の先へ消えて行った。

2Q5A7133.jpg

北海道の西は時々町があり、コンビニがある。

tanupun氏に先に行って貰っては待ってもらいを繰り返した。

今日から私も宿泊に切り替えよう。

お布団の偉大さを感じ、諦めた。

tanupun氏の宿へ電話したが満室との事。

tanupun氏から電話を掛け、相部屋は了承

今日はよく大休憩を取っては進み、休憩取っては進みの繰り返しだった。

世の中は日曜日らしく、家の外でBBQをしている人達が多かった。

2Q5A7155.jpg

北海道とはあまり思えない様な白い岩肌が目立つ場所を走る。

午後3時

やっぱり二人で走る昼の晴れた日はあっという間に時間が過ぎる

別に特別大きい話題は無い。 黙々と走るだけだ。

少し気になった景色があると自転車を止め、疲れたらコンビニに寄るという繰り返しだ。

bandicam 2019-11-28 23-54-13-610

久遠郵便局がPCに設定されており、海側は走れない為内陸に戻されるルートになっている。

16:08 フォトチェック3 844km せたな久遠郵便局(kudo oist office)

2Q5A7177.jpg

次はクローズ設定のある、せたな町のローソンがPCだ。

一回海を逆走し、内陸から丘を越えて行く。

山越えの後、tanupun氏が減速し停車

私「どうしたの?」

tanupun氏「パンクー」

見ると、パンクしていた。

すぐ終わると思い脚をゆっくりと休め、見守る。

しかし、何度かタイヤを嵌めるが偏芯しておかしい。

詳しく見ると今回用に用意したらしいチューブの規格?が違ったらしい。

完全にtanupun氏が焦りに入っていたので、相棒としてできる事は一つ!

今回の為に4個も持ってきていたチューブを提供したw

入れるが、やはりなぜか偏芯した。

やはり焦るtanupun氏

ふふふふふ 焦る事は無いと、軽量タイヤの4000s2を携帯していたのでそれを嵌めてもらう。

見事にちゃんとハマった!

次のPCまで残り少し!と励まし、せたな町へと入っていった。

2Q5A7183.jpg

18:44 PC3 874.1km せたな ローソン北檜山店 クローズ21:59(貯金3時間15分)

Flecheで一緒に走ったTACさんが居た。

凄く辛そうな目でこっちを見てるっ

いやぁツライよね。。。。

あまりの辛さに、ここのコンビニに多くのAH2400参加者が死にそうな目で滞留していた。

私の自転車も最初の雨でドロドロになって目も当てられない状態になっていた。

そして、車体固定しているテールライトのうち1個がゴムで巻いていたりしたのにも関わらず浸水し使用できなくなっていた。

874km 残り1500km

3日目の日暮れがやって来る。


我々はPCの33km先にあるモッタ海岸温泉旅館に予約してある。

街を外れ、再び漆黒の中、トンネルの灯りの下を何回か潜る

最後のトンネルを潜りモッタ海岸温泉旅館に到着し敷地へ入る際に、パトカーに追いかけられた

実はこの先の島牧村は最近熊の出没が全国ニュースになるほど多発している状況だった。

お巡りさん「日本一周の人?この先、熊が出て危険だから」

私達「今日は、このモッタ海岸温泉旅館を利用します。夜間は行動しません」

そう言うと、お巡りさんは安心して他の巡回に行った。


2Q5A7219.jpg


温泉旅館では、宿の人へ事前に遅くなる旨を伝えてあり向かい入れて頂いた。

900kmで2度目のお風呂に入る事ができ、幸せだった。

翌朝の着替えを枕元に用意し、20時頃に就寝するのだった。。。。。。。。

IMG_1992_R.jpg


AM2:00

Tanupun氏に起こされ、目覚めた。。。

私は虚ろだった。

6時間も寝ていた。

次のクローズは270km程先の札幌

クローズが21:54(約20時間)

avg13.5kmで900km分のダメージを負いつつ300kmブルベを遂行する。

ただし、フィールドが北海道なので、信号に引っかからずに行く事ができるのは非常にありがたい。


しかし、この日は状況が違った

スマホを取り出し寝ぼけながら見ていると、一通のショートメールが届いていた。

------------------------------------------------
島牧付近熊出没により夜間部の走行は自粛してほしいと警察から要請あり。
夜明けを待って走行してください
島牧に向かってしまった方は島牧セイコーマート付近で夜明まで待機してください22:33
------------------------------------------------


思わず私の目は一気に見開き「わあああああああああああああああ」とTanupun氏を驚かせてしまった。

さらに参加者のfacebook作戦会議場より一部抜粋

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島牧で連日のように複数の熊が目撃されており、大袈裟だと思っていましたが、トンネル帯を抜けたところで先頭が「あっ!」と声をだし蛇行
すぐ後ろの方が「熊だ!」と叫び、熊は海岸へ逃げた。
小熊で、親ぐまが現れたら一大事なので素早く移動した
警察より夜間に熊が活発になる事、マスコミ関係者が複数島牧に入っている事を教わり、参加者各位の節度ある行動を望みます。23:24
----------------------------------------------

という先発隊の情報があった。

そして私はというと、布団に倒れこみ再び布団を満喫するのだった。


2時間後(AM4:00)

再び起床し、身支度を整え、残り1500kmの道のりを再び走りだした。

北海道は緯度が高いのと東寄りなのもあり日の出が非常に早い。

夜明けと共に薄暗い雲の下を走りだした。

巡回しているスタッフとも合流し、談笑していると後ろから待機していたメンバーが沢山やって来た。

今日も精一杯生きようと思い、またペダルを回した。

2Q5A7228.jpg

2日目の北海道西の海は今日も穏やかだった。

波も立たず、塩が顔に当たらないのは素晴らしい。

服の着替えも新しく、お風呂にも入っていた。

結局8時間もたっぷり睡眠をとったので、しばらく睡眠はいらないだろう。

13:00頃 主催からショートメールで
島牧待機に伴い、各PCのクローズを2時間緩和する処置とする旨を受け取った。

これにより、札幌のクローズがだいぶ楽になった。

とは言え、約250kmで次の夜の睡眠時間を確保するのは容易じゃなかった。



ここから道南内陸側を走る。

bandicam 2019-12-08 23-35-33-509

途中の古民家商店で皆はアイスを食べながら、商店の主と談笑して再びこの先の峠を越えようとしていた。


今日もTanupun氏は元気だった。

私よりヒルクライムが得意な様で、こういう坂では圧倒的にパワー負けしていた。

いや、私の脚が既に終わりを迎えていたというのが正しい。

ロングでお互いのペースに合わせるのは難しい事、自分のペースで走ってもらう事にした。

新見峠はこの旅で一番夢中になって漕いだ。

ジワジワ気温の上昇と共に汗が滲んだ。

それでも前へ進みたかった。

途中Photocheckがある。

スタッフの人が待機しており、声援を受ける。

PhotoCheck4 999.7km 新見温泉入口 看板

2Q5A7235.jpg

改めて、1000km近くまで走っていた事に気が付く。

もう距離感覚なんて物はとっくに捨てた。

ただ、現在の地図の位置しか考えに無い。

スローガンとして今まで言い続けてる事がある

「ゆるぽたは1000kmから」

私がこの「ゆるぽた」と定義しているのはこれより先の事を指すのだ。

これよりその聖域である1000km~に脚を踏み込む。

これより先は地獄に似た天国だ。







スタッフより、Tanupun氏が麓のコンビニで待ってるという伝言を受け取り、先を急ぐ事にした。

新見峠(744m)
2Q5A7236.jpg

ここから一気に駆け下り海沿いへと出る。

下ってる最中はとてつもなく気持ちよかった。

2Q5A7238.jpg

ここから眺める海岸をこれから走りに行く。

しかし、この先から地獄が始まった。。。。




岩内のセイコーマートで、Tanupun氏と合流

脚がツライという話で、Tanupun氏がコールドスプレーを買っていてくれた。

それを思い切り筋肉へ吹きかける。

筋肉がビクリと驚くが、効果は凄くあった。

自転車へコールドスプレーを収納している最中、突然雨粒が当り嫌な予感がした。

北側の雨雲が南側へ流れて来た。

ここから雨と風の積丹半島戦となるのだった。

2Q5A7240.jpg


急ぎ雨対策を進めた。

2Q5A7243.jpg

ここはトンネルがある方なので、このトンネルがありがたかった。

北からの風で気温も急激に下がり、とても体力を奪われる。

1078.2km PhotoCheck5積丹 野塚郵便局

IMG_2007_R.jpg

積丹を走り余市町のセイコーマートでやっとカップラーメンを食べる事ができた。

ちなみにセイコーマート限定ラーメン

IMG_2010_R.jpg

体が冷え切っていたので、暖かい物をとにかく欲していた。

8月なのに、冷えとの勝負だった。

その後、小樽へやって来るとやっと見覚えのある道にたどり着いた。

小樽運河を横に見て、日暮れがやって来た。

小樽市街地を過ぎたところで、国道5号で自転車屋があったので、そこで部品調達

私はこの1100kmで雨の中使ったブレーキシューを心配し、予備を購入する事にした。

店長もこのブルベの存在は認知してはいた様だったが、このザマに驚愕していた。

この先、国道5号の小樽札幌間のアップダウンを繰り返し、札幌までやって来た。

8/13 20:59 PC4 1172 札幌 クローズ8/13 21:54 23:54 貯金2時間55分

IMG_2011_R.jpg


私は、できる限り清潔感を保ちたく、コインランドリーへ駆け込み、洗濯中乾燥中 ずっとカウンターでうつ伏して寝ていた。

着てる分もあったので2回に分け洗濯したのもあって、このコインランドリーの重課金者となった。

IMG_2012_R.jpg


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2019/11/28(木) 20:31 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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